お笑い

 11月初旬  広島市主催 心の健康づくり大会 にて

「お笑いコンビ松本ハウスが語る統合失調症」についての

コント&トークショーを拝見しました。

コンビのうち(右)松本キックさん。(左)ハウス加賀谷さんは統合失調症を発症してからお笑い界に復帰を果たされたとTVでも話題となりました。

加賀谷さんは今もお薬を飲み続けながらですが、

ハードなお仕事を楽しんでおられる様です。

写真:http://www.sunmusic.org/profile/matsumotohouse.htmlより

 

お笑い芸人で再び活躍しようと努力してきた二人は、

精神の病気や障害に対する世間の誤解や偏見にとても悔しい思いをされたそうです。

悔しい!怒りの感情がおさまらない!

感情的に反論しそうになることも多々あったと。けれど、それでは何もかわらない。

現状をそのまま受け入れ、上手くいかない点は改善していこうと捉え直し努力を重ねることで

お笑いの中で統合失調症についての理解を啓蒙する活動にもつなげている。

芸能人の影響力を良い形で活かされていています。

 

 幻聴や妄想などの症状が現れる『統合失調症』は

100人に1人位という低くない割合でかかる病気と言われています。

ハウス加賀谷さんは、中学性で発症。入院治療なども経験し、

現在は症状が落ち着き日常生活に支障をきたさない寛解の状態とのこと。

その発症から現在までの状況を、笑いを通して話づらい内容さえも包み隠さずに伝えてくれました。

自身の幻聴や妄想の内容や症状、家族を含めた周りの反応や理解の程度、

つらかったこと努力してきたこと、医師との関り方や症状の伝え方など。

精神の病気についてあまり知識のない人にとっても、立派な先生のお話を聞くより

具体的でわかりやすく身近なものとして捉えることができました。

内容は本当にとても深刻なものだと思います。でもそこはさすがプロですね。

コントから真面目なトークまで終始笑わせてくれました。

「病気を茶化すのではないんです普通に笑えるところはユーモアとしてお笑いのネタにしてみよう」

という発想の転換。

さらに専門的な内容を難しい言葉ではなくわかりやすく楽しく伝え理解を得やすいものでした。

笑いをちりばめ、かみ砕いたトークの構成内容につい心奪われ

お笑いのプロの方の賢さとトーク力、その能力を実感したしだいです。


 相方の松本さんは支援者だと言われることがあると。けれどそうではないのだと言う。

「統合失調症の加賀谷くんではなく、加賀谷くんが統合失調症だったというだけ。

自分が知らない病気の事を理解させてもらった。

決して支援者でなく仲間であってお互いに助け合っていることが多い」というお言葉。

加賀谷さんは「松本さんとまたお笑いがしたい!」ただそれだけを目標に頑張ってきた。

「治療の10年はとても大変だったし、今も体調管理や内服薬の管理は大切。

この10年が長いのか短いのかわからないけれど、僕にとっては必要な期間でした。

決して、焦らない!諦めない!ことが大切です。」

と多くの人を勇気づけるお言葉でトークが終了しました。

お二人の本「統合失調症がやってきた」やブログをみてみることを是非ともお勧め致します。

http://blogos.com/article/72271/   

http://projectjinrui.jugem.jp/ 

 

10年の歳月とは決して短くはなく、根気よく・焦らず・諦めないこともたやすくありません。けれど

”個人をそのまま丸ごと受け入れ”お互いを尊重しあう関係性はとても素敵だなぁと思いました。

随所に、お互いを思いやる優しさに溢れたお二人の掛け合いは

人との関り方や生き方へのヒントが盛り込まれ、心がけたい要素満載です。

ずっと応援していきたいお笑い芸人さんになりました。

笑いは、深刻な事態の緊張を解きほぐし元気にしてくれる力をくれます。

私のカウンセリングでも少しでも”クスッ”と笑える要素を見出し緊張をほぐして頂けたらと思っています。

怒らるかもしれませんが、「お笑いカウンセリング」そんな分野があってもいいのかもしれませんね。

 


Hiroshima open 2014 1 . 11

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