節分 豆と鰯 

一月往ぬる(行く)二月逃げる 三月去る
本当にあっという間に日々が過ぎ、節分(立春)が迫っています。
節分は春の訪れを喜び邪気を払うための行事です。
子供頃、節分用の豆についている紙のお面をかぶらされ
豆をよけながら走りまわった楽しい思い出がよみがえります。
ですから、私は今でも家じゅうに豆をばらまく習慣が続き
2月3日をけっこう楽しみます。
わりと激しくまき散らすので、その後の豆の掃除にもそこそこ手がかかります。
こうして厄が払われたと満足し、完璧に豆も掃除できたと思うのです。
ところが、何ヵ月もたってからなのですが、
毎年どこかの片隅から埃をかぶった豆がポロリと出てきて笑ってしまいます。
お豆よ、まだこんなところにいたのか。厄がぜんぜん払えてないではないか。(^_^;)

ところで、節分では年の数ほど豆を食べます。
私はそこそこの数を食べられるのですが、大豆は好物なので全く食べ足りません。
年の数とは別腹とし、結局それ以上の豆をボリボリ味わってしまいます。
大豆が好きなのですから、きな粉も良く食します。
大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをする為
更年期対策・美肌効果もバッチリで一石二鳥! ずっと安心していました。
ところが、大豆製品をいくら摂取してもその効果には個人差があるようです。
大豆イソフラボンは、腸内で活発に動くエクオール産生菌と呼ばれる腸内細菌によって
『エクオール』という物質に変化しなければ効果はないとされています。
エクオール産生菌が不充分な人も多く、原因はまだよくわからないようです。
食生活や腸内環境と関係しているのではと考えられています。
今はその不足を補う為の「エクオール」なるサプリメントもありました。
果たして私の腸内には活発なエクオール産生菌は存在しているのだろうか?
腸内環境はいまいちの私ですから、大豆を食べて喜んでいた自分が残念でなりません。
そうしてみると、
思いこみで行っている自分の健康情報が正しい事ばかりではないということもわかりますし
どんなによい食品でも単品を偏って摂取したところでたいした効果は期待できないのかもしれません。
結局はバランスの良い食事で、様々な作用の掛け合いがあって成分の効果を発揮すると考えた方が良さそうです。

私の様に、豆をボリボリと沢山食べて安心しているのではなく

まずは、その受け皿となる腸内環境を整えることも大切なことですね。

腸内を整えることは、免疫も高まり病気の予防にもつながります。

さらに、腸は第二の脳と言われ脳機能を反映ししている臓器です。

腸と脳と精神とは密接な関係があり、ストレスを感じる心によっても腸内環境は容易に乱れます。

腸内環境についてもっと関心を持つ必要がありそうです。


大豆の次に、節分にはイワシがつきものです。
鰯(イワシ)を焼くと出る激しい煙と臭いで邪気を追い払ったり
鰯の頭を柊(ヒイラギ)の枝にさしたお飾りは
針で鬼の眼を刺すという魔よけの意味で玄関に飾るという風習もあります。
私はそこまではしたことはありません。でもイワシは食べたいのです。
イワシを食べるのにいちいち理屈を考えたことはありませんが、
イワシやサバのように青魚には、DHAをはじめとする「オメガ3系」の多価不飽和脂肪酸PUFAを多く含み
脳の発達や機能に関る重要な物質で、脳が正常に働くために必要な栄養素です。
豊富に摂取すると弱いながらも高齢者の認知機能低下を改善する効果なども報告されています。
そして、人の不安症にもこれらの成分が役立つのではないかと研究が進んでいるようです。
独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)http://www.ncnp.go.jp/press/press_release140313.html

節分は邪気払いの風習にとらわれがちですが、栄養素も豊富な大豆やイワシを食べることで
健康や無病を願うという昔の人の知恵は理にかなっています。
改めて、現代に不足しがちな栄養素を考え摂取する良い機会となります。
大豆や青魚はカルシウムも含まれており、イライラを抑える働きや
心の健康に役立つものとして適度に食す機会を作りたいものですね。
まずは、腸内環境の整備もお忘れなく。

Hiroshima open 2014 1 . 11

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