金魚と平和

今年8月6日 広島は被爆70年の節目です。

また、広島の土砂災害から一年経ちました。

辛い経験は、防災意識の高まりへと確実に生かされています。

核問題の縮小は感じられませんが、この暑さの中多くの若い方

学生さんが、核廃止デモに参加する姿などをみかけました。

平和教育を受けて育ちながらも、のほほんと過ごした学生時代の私に比し

”社会の問題に関心の高い若者達”を発見すると未来への希望を頂けます。

 

http://artaquarium.jp/より

 

被爆70年祈念として広島にアートアクアリウム展がやってきました。

残暑の中、最後の涼を求めて金魚の鑑賞に。

金魚といえば、夏は金魚すくい。

小さな可愛い金魚が上手く育ってしまうと

小さな ” 鯉 ” 状態となり、もはや金魚ではない・・・

そんなことを思い出すくらいのどでかい金魚がたくさん。

厳選された金魚達はデザインの主役であり

水と光の演出をバックに、まさにアートでありました。

その辺の金魚鉢に泳ぐ金魚とは、ちょっと違って見えるから不思議です。


金魚の”ゆらゆら”した泳ぎをみていると、日々の忙しさや暑さを忘れ

自然とゆったりとした気持ちになります。

癒しのリズムで知られる「1/fゆらぎ」自然で不規則な強弱のリズム

金魚のゆらぎも、いわゆる 「1/fゆらぎ」なのでしょう。

こんなゆらぎを感じられる瞬間は、平和で満たされている時です。

日々の生活の中にも、気付いていない「1/fゆらぎ」は沢山存在するのだとか。

そんな感覚をより多くみつけられるほど、穏やかに過ごす時間が増えそうです。

 

アートアクアリウムは人口的な世界観です。

でもそこに平和を感じることができます。

せわしい世の中では、平和な世界観を

私達自身で意図的につくる必要もあるようです。

 

とにかく「世界が平和でありますように」