寄り添う

 

オリーブの樹に実がつきました。

10年で、30cmから150cm程度に育った鉢植えです。

いつもほったらかしで、さほど実はつきません。

オリーブの樹は、単体では絶対に実はつかないらしく

もう一本、もしくは、品種の違うオリーブの樹が側にないと

受粉しないみたいです。

 

今年は花咲きが良く、花粉もたっぷり舞っていたので

もう一本のオリーブの樹に ”寄り添わせ” て置いておくと

たったそれだけで、見事に実がつきました。

といっても、全部で30粒程度です。

嬉しくて、可愛くて、満足して眺めていたのに

虫食い被害に襲われつつあり、やむなく全収穫しました。

身体に良いとされる貴重な実を、活用する術はないかと

いろいろ調べていると、結局雑学が得られました。

 

オリーブの樹は、温暖な日差しの地中海地方が産地です。

私の住む瀬戸内海も、その気候に近い場所です。

「太陽の樹」とも呼ばれ、豊穣・富・平和の象徴でもあります。

古代オリンピックでは、勝者に贈られた冠は「オリーブ冠」で

本来、月桂樹ではなかったとか。(ウィキペディア)

収穫した実がなければ

オリーブに寄り添うこともなく

こんなことも素通りです。

わずかな実りが、心の豊かさをもたらし

平和の象徴という、違う視点にもつながりました。

なるほど

寄り添えば、新たな発見が得られるようです。

 

さて、

8月6日     いよいよオリンピックが始まります。

ドーピング、テロ問題なども懸念されますが

本当に平和の象徴であってほしいものです。

 

そして、

8月6日   今年も広島は、平和に寄り添います。