花火

 

台風からの豪雨、今年の七夕は

とてつもない天の川が

地上に降りてしまった様です。

願い事は、ただただ被害が

最小限でありますように。

 

天災に触れるたび

自然の中に生かされていることの

重みを感じます。

日常の悩みも、捉え方を

変えてしまう程の教えです。

 

 

 

 

理解に苦しむ周囲との関係性の中

大変厳しい現状を乗り越え

尚、困難さの最中におられる女性。

先の見えない現状に

うちしがれることもしばしば。

 

それでも

相手の生きてきた背景に目を向け

理不尽さをも受け入れながら

愛ある行為で接する。

相当な寛容さをお持ちです。

その難しさに感心していると

開き直りの境地だと表現された。

 

開き直る。

この潔い覚悟は意外に

簡単ではありません。

究極に行き詰まった末に

やっと辿りつく境地です。

 

恐怖さえ感じる、現状への諦めと

それを受け入れる覚悟。

苦しい経験を味わい尽くさなければ

導き出せなかった

究極の自分を救う策です。

張り詰めたものを、解き放つ行為は

頑張った自分への許しに変わります。

 

 

どうしようもない程

経験を味わいつくしたら

思い切って、自ら開き直りの花火を

打ち上げる必要もあるのでしょう。

その花火が大きければ大きい程

その経験という残像は

自分の糧に変わるはずです。

変化や好機に繋がるかもしれません。

 

また、

愛ある行為は、花火のごとく広がり

必ず自分に巡ってくることでしょう。

それがどんな形で現れるのかは

わかりません。

花火のように一瞬で消えてしまい

期待する形ではないかもしれません。

けれど、

その残像を胸に、自分を満たし

誇らしい自分をしっかり

認めてあげたいですね。

 

 

無駄な経験はないのだと思います。

苦しさを乗り越え

闇夜に自ら解き放つ花火が

素晴らしい経験に変わりますように。