鏡開き

 

2019年   

本年もどうぞよろしく

お願いいたします。

新しい時代の幕開けです。

新年早々大きな地震があり

心を揺さぶられがちですが

気持ち新たに、前に力強く進む

亥年でありたいものです。

 

 

1月11日は鏡開きの日

正月気分もそろそろ

お開きとなります。

一年の無病息災を祈り

今年もお餅はしっかり

食したいと思います。

 

さて

お正月に飾った餅の処理は

思いのほか扱いが難しいものです。

縁起が悪いからと、包丁などで

お餅を切ってはならない様ですが

ム・・・むっ・・・無理です。

今どき、ぴっちりパックに入った餅は

簡単には開いてはくれません。

毎年、隠し包丁といいますか

ちょっぴり切れ目を入れ

無理に割開くというスタイルで

なんとか迷信を守っています。

というか、ほぼ切ってるな。

時代も変化の過渡期、どうか

切り餅スタイルをお許し下さい。

縁起を左右しないハイテクな方法

ありませんか。

 

ところで 

鏡餅はなぜ飾るのでしょうか。

神の三種の神器と言われる

鏡・勾玉・剣のうちの丸鏡を表した説。

白蛇神が渦巻いた形を模している説。

ただの丸餅ではなく、神 !のお姿とは

尚更、切り餅スタイルは心苦しい。

現代はその本意も風化しそうです。

 

どちらにしろ餅は

日本人に欠かせない米から成り

恵みの稲や水は生命の源。

命の源を大切にする意味は

時代が変わり、形が変化しても

本質は理解したいと思います。

スタイルを気にするのではなく

自然の神に敬意を払うことこそ

忘れてはならない気がします。

 

 

激動の災害多発の時代にあって

穀物などの収穫や運搬をも阻めば

食の乏しさが健康を害したり

連鎖的に心は不安定となります。

私自身の昨年は、幸いにも

無病息災、被災もせず

当たり前の日常を過ごせました。

本当に有り難く感じます。

 

けれど、もう他人事ではありません。

天地・自然への畏敬の念を抱き続け

そこに、どう対峙し行動するのかを

求められている様に思います。

それ抜きの災害対策は、一時しのぎに

過ぎないのかもしれません。

鏡開きを通して、自然とその恵みに

改めて感謝したいと思います。

 

もし、病気や災害、苦難に遭遇し

心身の健康を害したとしても

何かしらの気づきを得るチャンスと捉え

自身で、もしくは皆様と共々に

道を開き、一歩でも前に進みながら

循環していける、新たな時代を

祈念したいと思います。

 

 

餅神様は、あずき様との

ハーモニーが私好みです。

鏡開きを楽しみながら

(^^♪ぜんざい) に和合させ

有り難く頂いてみます。