青桐

 

8月6日 広島平和記念式典

 

子供代表挨拶は

広島の小学六年生全員が

原稿用紙に自分の想いを書き綴り

その中から毎年代表者が選ばれます。

本人の想いを、本人の言葉で

そのまま伝えているらしいのです。

小学生の頃こんな風に自分の想いを

抱けたでしょうか。

書けたでしょうか。

伝えられたでしょうか。

頭が下がる思いです。

 

 

森光七彩さんが小学生の時

作詞・作曲した「アオギリのうた」は

この季節、今の広島の学校では

当たり前に歌われている曲です。

その深い意味はよくわからずとも

のびやかに歌う子供達の歌声は

平和そのものです。

計算のない純粋な歌声がもたらす

美しい調和の響きだからこそ

真意が伝わります。

力んで訴えることも、難しい言葉も

必要ありません。

柔らかく馴染みやすい問いこそが

多くの人の心を動かすようです。

 

 

 

 

 

アオギリのうた 

 

作詞・作曲/森光七彩

  

電車にゆられ 平和公園
やっと会えたね アオギリさん
小学校の校庭の木の   お母さん
たくさん たくさん たね生んで
家ぞくがふえたんだね よかったね
遠いむかしの きずあとを
直してくれる アオギリの風
遠いあの日の かなしいできごと

 

資料館で見た 平和の絵
いろんな国の 人々や
私がみんなが 考えてゆく広島を
勇気をあつめ ちかいます


あらそいのない国 平和の灯(ひ)
遠いむかしの できごとを
わすれずに思う   アオギリのうた
これから生まれてゆく 広島を大切に

広島のねがいは   ただひとつ
せかい中のみんなの   明るい笑顔