羽ばたく

 

あけましておめでとうございます。

祝! 令和 2  2020 

令和が本格始動する祝いの年。

令和初の新年にぴったりの

子の年から始まりますね。

でも、令和ってもう2年目だ。

時間をすっ飛ばされたような

妙な感じ。年のせいなのかな

年々西暦と元号がごちゃ混ぜで

年代の記憶もどんどん曖昧に。

2並びのオリンピックイヤー

今年は印象に残る年になるのか。

個人的に記憶力が薄らいでるから

過去は振り返らないことにするか

あれこれ西暦に統一してほしい。

日本の時代を独自に表現する元号は

とても素敵だけれど、いづれ元号も

日本の象徴的表記になるのかも。

 

 

寝正月でゆるゆる過ごしていたら

日本伝統色の色名について、丹頂鶴を

紹介する番組が目がとまる。

この丹頂鶴から見出す色は、頭頂部の赤

これを 丹色(にいろ)と呼ぶらしい。

赤は丹・朱・紅など絶妙な違いがある。

自然界や四季の中から見出した

日本独特の色名は、音の響きや表現が

心地よくとても美しい。

日本人の繊細な色彩感覚・表現に感動。

 

 

 

丹頂鶴は、生息地が限られているから

日本といえども見る機会は少ない鳥だ。

いつだったか、これも忘れたけれど

どこかの動物園で丹頂鶴を拝見できた。

貴重な鳥に遭遇した喜びに反して

檻の中で暮らす鶴の姿は、どこか寂しく

美しい印象とはかけ離れていた。

頭の赤を、丹色と表したくなる風情は

全く感じられない。

ちなみに、丹頂鶴を検索すると 

なぜか、閲覧注意!がでてきた。

そう書かれると、つい見たくなる。

なるほど。。。丹色がますます遠のく

探してみるのも面白い (*_*; かも。

 

自然に自由に振る舞う姿こそ

丹色が際立ち美しく見えるのだ。

檻の中の鶴からは、生きづいた色味

生命力は感じられない。

縛られた環境が、この美しい鳥を

窮屈に不自然にみせてしまう。

しかしながら 、檻の中の生活は

ある意味、安全で困窮しない。

まんざら悪くないのかもしれない。

 

自分を抑え込んで生きているならば

檻の中にいる丹頂鶴のようなもの。

それにさえ気づかず日々を過ごす。

また、窮屈な檻だと気づいていながら

あれこれと理由をつけてはそこに居続け

同じような悩みや不満を抱き続ける。

「なんでそれ、まだ続けてるの?」

だって、枠の中の方が安全だし

枠に依存したほうが楽なんだもん。

 

どちらが良い悪いというものでもない

自己責任でどちらかを選択するだけ。

全て自己責任だと認めてしまえば

檻という窮屈さからは随分開放される。

潔く飛び立つ準備ができたひとから

違う世界に羽ばたくことができる。

 

居座るか、羽ばたいてみるか。

どちらを選ぶのも、全て自由。